ニキビと化粧品

薬局やインターネットで販売されているにきび対策品について

薬局やインターネット上では、非常に多くのにきび対策品として、化粧水や洗顔フォームが売られています。
しかし、皮膚を少し柔らかくするような成分は入っていていても、実はにきびに効く成分が入っているものは市販されていません。
有効成分が使われているにきび用化粧水などは医療機関でのみ取り扱いが許可されていますので、ご希望される方は当院へご来院された際に仰っていただければと思います。

洗顔フォームについて

洗顔についてはにきび専用というものはありません。市販製品の中から泡立ちが良いものをお選びいただき、ゴシゴシと強くこすらずに優しく泡立てて洗っていただくことが重要です。
当院ではピーリング成分を配合したオリジナルの洗顔料も取り扱っています。
また、洗顔をし過ぎると逆に皮脂が過剰に分泌されてにきびを悪化させる可能性があるため、1日2回、朝と夜に洗うようにしましょう。

ファンデーションについて

ファンデーションには脂分が含まれており、それが原因でにきびができることがあります。
化粧品の中にはにきびができる原因になるかどうかをテストしているものもあり、にきびの原因にならないものは「ノンコメドジェニックテスト済み」という記載があります。
にきびに悩んでいる患者さんの中には、化粧品をノンコメドジェニックテスト済みのものに変えただけで症状が改善したという方もいますので、ぜひお試しください。

また、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品であれば、にきびの上から使用していただいても問題ありません。

基礎化粧品について

当院ではにきびの患者さん用の化粧水や美容液を取り扱っていますので、受付や診察時にお申し付けください。
なお、大人のにきび対策には水分補給が必要ですのできちんと化粧水を使って肌が乾燥しないようにしましょう。
また、乳液は油分が多いのでお勧めしません。
場合によっては顔の中でもにきびができやすいところと、できにくいところで、使い分けをすることが重要です。